Case Study
2026年6月
FAX注文のデータ化、在庫・出荷状況の一元管理により、担当者に依存しない業務体制を構築
外岡商店様の受発注業務を、受注から発送まで一気通貫で自動化
NEWS
外岡商店様の受発注業務を、受注から発送まで一気通貫で自動化

課題・導入前の状況
- FAXで届く注文内容を人が確認し、手作業で転記していた
- 受注情報、在庫情報、出荷状況が分散し、確認に手間がかかっていた
- 各工場や遠隔地から、リアルタイムに状況を把握しづらかった
- 佐川急便・福山通運の専用プリンターとの連携が必要だった
- 業務が特定の担当者に依存し、将来的な継続体制に課題があった
導入後の成果
- FAX注文内容を自動識別し、注文データとして管理できる仕組みを構築
- 受注情報、在庫情報、出荷状況を一元管理
- 新規工場を含め、遠隔地からも業務状況を確認できる体制を整備
- 各工場のモニターで受注状況をリアルタイムに確認できるよう設計
- 佐川急便・福山通運の専用プリンターと連携し、出荷業務を効率化
- 担当者に依存しない、継続可能な受発注業務フローを構築
電話・FAX中心の受発注業務が抱えていた、効率化と継続性の課題

株式会社外岡商店様は、桜葉商品、キダチアロエ商品、アシタバ商品などの生産・加工・販売を行う企業です。
長年にわたり、受発注業務は電話やFAXを中心に運用されてきました。取引先とのやり取りにおいて電話・FAXは今も重要な手段である一方、FAXで届いた注文内容を目視で確認し、必要な情報を手作業で入力する業務には、多くの時間と確認作業が必要でした。
「これまでは、FAXで届いた注文内容を担当者が確認し、必要な情報を手入力していました。長く続けてきた業務なので社内できていましたが、
注文内容の確認、入力、在庫確認、出荷指示まで、人の手に頼る部分が多い状態でした。特にFAX注文は、取引先ごとに書き方が異なることもあり、内容を読み取って正しく処理するには、担当者の経験が必要でした。手書きの注文もあるため、単純にデータ化すればよいというものではなく、現場で確認しながら進められる仕組みが必要だと感じていました。」(外岡さん)
受注業務だけでなく、在庫情報や出荷状況の管理にも課題がありました。
受注情報、在庫情報、出荷状況がそれぞれ別々に管理されていたため、どの注文がどこまで進んでいるのかを確認するには時間がかかっていました。担当者に確認しなければ分からない情報も多く、業務が属人的になっている点も課題でした。
また、今後の新規工場の稼働を見据える中で、本社だけでなく、離れた場所からでも同じ情報を確認できる仕組みが必要とされていました。各工場においても、現在の受注状況や出荷状況をリアルタイムに確認できることで、現場での判断や作業指示をよりスムーズに行えるようにする必要がありました。
さらに、出荷業務では配送会社ごとの運用に合わせた対応も求められていました。佐川急便や福山通運の専用プリンターを使用する必要があるため、受注データを管理するだけでなく、最終的な配送伝票の発行までを一連の流れとしてつなげることが重要でした。
こうした課題の背景には、将来的な業務継続への危機感もありました。
「これまでの業務は、経験のある担当者がいるから回っていた部分もあります。ただ、今後も同じ体制で続けられるとは限りません。誰か一人に依存するのではなく、誰でも状況を把握し、同じ流れで業務を進められる体制を整える必要がありました。単に今の作業を楽にするだけではなく、これからも安定して受発注業務を続けていくための基盤を作りたい。それが、今回システム化を検討した大きな理由でした。」(外岡さん)
受注・在庫・出荷をひとつの流れとして整理
GLODINGでは、まず外岡商店様の現在の業務フローを整理し、受注から出荷までの各工程で発生している作業、確認事項、情報の受け渡し方法を可視化しました。
そのうえで、FAX注文内容を自動で識別し、注文データとして管理できる仕組みを設計しました。手書きのFAX注文にも対応できるよう、GLODING で独自開発したAI OCR (SmartMatchOCR)による読み取りと、人による確認・修正フローを組み合わせ、現場で無理なく使える運用を目指しました。
単にFAXをデータ化するだけでなく、読み取った注文内容を受注情報として登録し、在庫確認や出荷対応につなげられるように設計しています。
また、受注情報、在庫情報、出荷状況をシステム上で一元管理できるようにし、本社・工場・遠隔地の関係者が同じ情報を確認できる構成としました。
これにより、担当者ごとに情報を確認する必要が減り、社内全体で現在の受注状況や出荷状況を把握しやすくなります。
各工場でリアルタイムに状況を確認できる画面を設計
本システムでは、各工場で現在の受注状況をリアルタイムに確認できることも重視しました。工場内に設置するモニターで、受注状況や出荷対応の進捗を確認できるようにすることで、現場担当者が都度本社へ確認しなくても、今対応すべき注文や作業状況を把握できます。また、新規工場を含めた複数拠点での運用を想定し、遠隔地からでも同じ情報を確認できる仕組みを設計しました。これにより、拠点が増えた場合でも、受注から出荷までの業務を管理しやすい体制を整えることができます。

配送会社の専用プリンターと連携し、出荷業務も効率化
出荷業務では、佐川急便・福山通運の専用プリンターとの連携も重要な要件でした。受注データと配送業務をつなげることで、配送伝票の発行作業を効率化し、受注から出荷までの流れをスムーズにしました。また、受注FAXへの返信入力や送信作業についても、省力化できる仕組みを組み込み、受注後のやり取りにかかる負担を軽減できるようにしています。単に注文情報を登録するだけでなく、実際の出荷業務までを見据えた設計とすることで、現場で使いやすい受発注システムを目指しました。
担当者に依存しない、継続可能な受発注業務へ
本プロジェクトの大きな目的は、特定の担当者に依存しない業務体制を整えることでした。
これまで担当者の経験や判断に支えられていた業務を、システム上で標準化することで、誰でも状況を把握し、同じ流れで業務を進められるようになります。
FAX注文の確認、受注情報の登録、在庫確認、出荷状況の確認、配送伝票の発行といった一連の業務をシステム上でつなげることで、受発注業務全体の効率化と安定運用を支援しました。
外岡商店様にとって、本システムは単なる入力作業の効率化ではなく、今後の事業継続や新規工場の運用を支える業務基盤となります。

GLODINGの支援内容
- 業務フローの整理
- 受発注管理システムの設計・開発
- FAX注文内容の自動識別・データ化
- SmartMatch OCRを活用した注文情報の読み取り設計
- 受注情報・在庫情報・出荷状況の一元管理
- 工場向けリアルタイム表示画面の設計
- 遠隔地からの状況確認機能
- 佐川急便・福山通運の専用プリンター連携
- 受注FAXへの返信入力・送信作業の省力化
- 現場運用を見据えた管理画面の設計
今後の展望
外岡商店様の受発注システムは、現在の業務効率化だけでなく、今後の新規工場の運用や事業拡大を支える業務基盤として活用されることを目指しています。
今後は、注文データの蓄積を活用した需要予測、在庫管理の高度化、出荷業務のさらなる自動化など、より広い範囲でのDX化も期待できます。
GLODINGでは、現場の業務に寄り添いながら、無理なく使い続けられるシステムづくりを通じて、外岡商店様の受発注業務の効率化と継続可能な体制づくりを支援してまいります。
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